不動産投資ニュース
中古マンション、中古戸建ともに成約数が過去最高を更新
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東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が、不動産流通市場動向をまとめて発表しています。中古戸建・中古マンションともに好調な成約状況が続いていることがわかりました。
【近畿圏好調】2021年5月の不動産投資は5か月連続で増加!都心エリアも堅調でも紹介しましたが、都心部のみならず近畿圏でも契約個数は大幅に増加している状態です。
今日は不動産市場の好調状態をPick up!首都圏の成約数や単価などをより詳しくチェックしていきましょう。
首都圏の中古マンション成約件数が過去最高に
コロナ禍で緊急事態宣言が続く東京ですが、延期された「東京オリンピック2020」が開催されることになり、首都圏の経済状況も動きが出るようになってきました。
投資市場のなかでもコロナの影響を大きく受けることなく、堅調を見せていた「不動産投資」ですが、2021年5月時点で中古マンション成約件数が過去最高を更新しています。
5月の首都圏の中古マンション成約件数は3297件で、これまで最多だった13年を7.2%上回り、コロナ前の2019年5月と比較すると19.9%増となったことが公表されています。加えて中古戸建ての成約件数も1410件となり、これまで5月の最多だった16年を23.5%上回り、過去最高を更新しています(19年比では43.9%増)。
単価は下落傾向で、在庫は12か月連続で減少
【コロナ禍】2020年と2021年の不動産投資の状況と今後の展望でも触れていますが、中古マンションの平均価格が1,494万円であると発表されています。
首都圏の平均価格は1,757万円(前年1,889万円、7.0%減少)ですが、全国平均より価格下落率が高くなっていることも分かりました。
中古マンションの成約㎡単価は前月比0.9%下落の58.59万円で、9カ月ぶりに下落していて、前年同月比では12.6%の2ケタ上昇、前年超えは13か月連続とされています。
成約価格は前月比0.3%下落の3813万円で前年同月比では15.7%上昇、12か月連続で前年を上回りました。
半面、在庫件数は27.3%減の万3801件で18カ月連続の前年割れしています。前月比でも1.1%の減少で、こちらも12か月連続で在庫が減少している状態です。
エリア別の成約数を19年5月と比べると、全エリアでプラス傾向、都区部は15.8%増の1339件でした。
中古戸建ても単価下落と在庫減少が続いている
中古マンションの次に中古戸建も確認しておきましょう。
中古戸建ての成約価格は前月比4.9%下落の3241万円で、前年同月比では21.0%の上昇と公表されています。
新規登録件数は前年同月比8.5%減の4231件で前年割れが続いています。また、在庫件数は32.7%減の1万4654件で、12か月連続して前年割れとなっっているようです。前月比でも3.6%減となり、15か月連続で在庫が減っている状況です。
おおむね堅調で、今後は緩やかに好調へ
新型コロナウイルスの影響で社会的なリモートワーク(テレワーク)環境が広まったことからオフィス物件は大きな影響を受けていますが、中古マンション・戸建ての販売数はジワジワと好調を維持しています。
不動産価格は半年~1年ほどのタイムラグが株価に連動されるる傾向があるため、今後は株価の上昇に伴って不動産価格が上昇することが予想されています。
東京オリンピックの影響も今後どのように動きを見せるのか、今後も都心部エリアの市場に注目していきたいところです。