そうですね、認知度はだいぶ高まっていると思います。以前は投資のCMが少なかった印象がありますが、ここ2、3年ぐらいでNISAやiDecoのCMが当然のように増えてきました。年金や老後の問題が取り座汰されている現在、「自分の力で未来を切り開いていかなければいけない」という意識が強く高まっているのではないかと思っています。

そして、皆さんの背中を押しているのは「マイナス金利」ではないかと。担保が取れる不動産は、金融機関にとって非常に融資のしやすい案件です。

興味を持たれる層は30代前後の方が多いです。仕事や結婚など、ライフイベントのタイミングが重なる時期に皆さんが動かれているように思いますね。

不動産投資をする方には男性が多いのですが、女性も確実に増えてきています。晩婚化が増えてきていますので、これからの人生設計を検討する意識が高まっているのではないかと思います。

経済悪化の状況は誰しもが辛いものですが、こういう時に自分の将来や今後の人生、生き方を改めて考え直されたりライフプランニングを考え直される方も多いのだと思います。

ご提案の際に常に意識していることは、お客様の心情を深く理解することですね。長いお付き合いになりますので、どんな問題でも気軽にご相談いただけるような関係を築きたいと考えています。

私は、不動産というツールを使いお客様の人生をサポートすることに非常にやりがいを感じています。これだけお客様と密に、長くお付き合いできる仕事もそうないと思うんですよね。ポジティブな姿勢で、共に課題の解決に取り組んでいければと思っています。

この仕事を選んだ理由は、私の家族がアパート経営をやっているので「仕事をせずに収入を得る」という環境に身を置いていたんですね。そういう部分からも、当時から不動産の良さやメリットを強く感じていました。それでも、この仕事を選択した当初は家族から心配されることもありましたが、現在は安心しているようで何も言われません。

自分自身でも不動産投資のメリットや魅力が理解できていたので、ある意味、嘘偽りなくお客様にも誠意をもってご提案できるという自信もあります。

……それが、そうでもないんです（笑）。私が初めて結果を出せたのが入社してから1年半後のことでした。それまで大変苦労した記憶があります。

当初は電話営業をメインに行っていたのですが、当時のお客様とは半年間ぐらいお電話でのやりを取りをさせていただいておりました。時間をかけて信頼関係を結び……やっとお会いできることになった時は感動して、とても嬉しかったことを覚えています。

お客様は専門分野には相当お強い方なのですが、お金の管理は不得意だったようです。相談を何度も重ねながらお客様のライフスタイルや状況を整理をさせていただき、節税の対策や資金作りなどをご提案していきました。

今考えてみると、結果が出るのが遅かったのは幸運だったと思います。精神を鍛えられましたし、お客様をより深く知ることに繋がりましたから。こういう経験を多く経て、お客様の人生の課題をどう解消するか強く意識するようになったと思います

不動産投資の魅力はメリットが一つじゃないことに尽きます。家賃収入として自動化することができますし、数十万の節税も可能です。株の場合ですと、どうしても金額の部分ばかりが表面化してくるのですが、不動産投資の場合は保険の効果も備わっておりますのでご安心いただけると思います。

でも、まだまだ食わず嫌いというか、毛嫌いしている方は多いのが実情です。どうしても怖いという印象を持たれてしまうようですね。金額が高額ですし「流動性が無いのでつまらない」と魅力を感じないという方もいらっしゃいます。

そういうお客様にも、メリットを強く感じていただけるよう、誠実にご提案していきたいと考えています。私たちアドバイザーを信頼していただけないことには何も始まりませんから。時間をかけてでもお客様が安心、納得したうえで取り組んでいただけるよう、心を尽くしていければと思います。