七五三 智宏
不動産投資会社アスクルパートナーズの七五三社長が語る 「不動産投資の過去、現在、そして未来とアスクルパートナーズの夢」
20代30代アスクルパートナーズについてインタビュークラウドファンディング不動産投資代表者努力家融資資産運用のプロ銀行
七五三 智宏
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不動産投資会社、株式会社アスクルパートナーズの代表取締役七五三 智宏(しめ ともひろ)さんへのインタビュー。
アスクルパートナーズについて「不動産投資会社である以上にお客様の財産を一緒に築く"ライフプランニング"の会社でありたい」と考える七五三社長。
現在日本では、不動産投資の個人向け融資額がバブル期を抜いて史上最高額に達しています。日本の不動産投資の過去・現在、そして未来はどうなるのか、合わせて七五三社長の夢についても語ってもらいました。
日本の不動産投資・個人向け融資は史上最大に
―現在、不動産投資の個人向け融資額が、史上最高額に達しているそうですね。不動産投資会社を経営する立場として、このことをどう思われますか?何か現場で感じる変化とかあるのでしょうか?
不動産投資・マンション経営というのが世間的に知名度が上がってきたのは実感します。不動産投資を知らない社会人がほとんどいない状況になりましたよね。広く知られてきた。認知度が上がった。こうなる以前を知る人間からすると、不動産投資も、メジャーになったなぁと。個人向け融資額が史上最高額なのは、そこに尽きると思いますね。
私がこの業界に入ったのは十数年前ですが、当時は全く環境が違いました。不動産投資のセミナーに今ほど人が集まることもなかったし、とにかく営業するのも大変でした。「不動産投資って詐欺じゃないの」ぐらいのことを言われたこともありました。今はまったく状況が変わったと思いますね。
銀行融資を受けないで不動産投資ができる時代もすぐそこ!?
―個人の不動産投資熱がこれほど高まっているのは、国の投資優遇政策なども関係しているのでしょうか。そもそも不動産投資にもNISAやiDecoのような投資優遇制度はあるのでしょうか?
不動産投資に関してはそこまでの制度はないですね。一番近いのはリートぐらいかな。不動産投資がメジャーになったとはいえ、元来、日本人はあまり投資が得意ではないし、貯金の利率が良かった頃に資産を作った世代の人にすれば、やっぱり貯金が一番だと思ってるかもしれないですね。今でも不動産投資を信用できないご高齢の方は、時々いる気はしますね。
しかしここ数年で20代、30代が不動産投資の融資を受けられる状況になりましたし、インターネット世代が不動産投資を行うことで環境が変わり、新たなサービス誕生の可能性も感じます。
たとえば、クラウドファンディング的な感じで不動産投資を提供する会社も出てきている。みんなからお金を集めて一棟のマンションを買って、その利益を出資メンバーに分配していくのです。建築するところの資金繰りからクラウドでやっている。まだまだ知られていないですけど、これが広がってくると、銀行融資を受けないで不動産投資ができます。
―不動産を購入時に銀行融資を使わない、クラウドファンディングでお金を集める……面白いアイディアですし、ますます不動産投資に若い人が参入しやすくなりますね
若い人が30万円ぐらいのボーナスの使い道として“クラウドファンディングでマンション買ってみようか”という投資も可能になってくるでしょうね。小口でよりローリスクな不動産投資も可能になります。不動産売買の契約をインターネット上ですることが一般的になれば、加速するでしょうね。
不動産投資の魅力は「給料の10倍のレバレッジ」が効くこと
―とはいえ、不動産投資をするからには「大きく稼ぎたい」「しっかり利益を得たい」という思いを持つ方も多いと思うのですが
そうですね。不動産投資の一番の魅力はあくまで「融資を受けてレバレッジを効かせながら投資ができる」ことです。自分の給料の10倍ぐらいの買い物ができる。これは大きいことです。投資の効率性を考えれば、自分の手元の資金だけでお金を増やしていくのは難しいですから。
自分の給料の10倍のモノを買える投資というのは他にあまりないと思います。株の信用取引でレバレッジ3倍強ぐらい、FX投資は凄い倍率が期待できるけれども、どこかのタイミングでは残高がゼロになる確率がある。ものすごいハイリスク&ハイリターンです。不動産は無くなることはないですから。ローリスクで10倍ものレバレッジが効くのは不動産投資ぐらいです。
日本での成長とブランディングは将来の海外展開にもつながっていく
―不動産投資の魅力という点でいえば、海外の不動産投資を取り扱っているのかも気になります
現時点ではまだですが、将来的には海外展開も視野に入れています。海外で不動産を建てたい、販売したいという夢はありますね。東南アジアなどで、ある程度のインフラが整いつつあり、まだ成長している国がいいですよね。そうすればキャピタルゲインも利回りもあるし、これからバブルが来る可能性も高い。海外の不動産は日本よりも、融資の返済期間が短いケースもあります。10年で完済できてしまう国もありますよ。
しかし、アスクルパートナーズにとって今重要なのは、まず日本で成長していくことです。アスクルパートナーズで不動産を買うことの価値やブランドを作っていく、お客さまに認知して頂けるよう会社のネームバリューを上げていく。会社のコーポレート・ブランディングも明確にしていきたいですね。その先には海外展開などもあると思っています。
編集部まとめ
十数年前から不動産投資のカタチが目に見えて変化してきています。不動産投資は現在は若者もチャレンジしやすくなっているとのこと。若い世代のうちから資産形成について考えるきっかけにもなりそうですね。不動産投資業界のこれからとアスクルパートナーズの未来について、これからますます目が離せそうにありません。