松村 雄基

本給の税金徴収、諦めるのは大間違い⁉ 不動産投資の節税のメリット、全部まとめてお話します!

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松村 雄基

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- 得意な提案スタイル

お客様と未来を創造していくスタイル。不動産と付き合う理由を喚起する

アスクルパートナーズのベテランアドバイザー松村 雄基(まつむら ゆうき)課長。今回は不動産投資でできる節税の仕組みについて詳しく説明してもらいます。節税効果は不動産投資の大きなメリットですが、サラリーマンのような給与所得者には確定申告の必要がないため、税金について学ぶ機会がほとんどないのが現状です。不動産投資を通じて活用できる税控除を解説してもたいました。

サラリーマンの給与(年収)のうち、約2カ月分は税金!?

- 税金は世の中を支える大事な仕組みの一つですが、税金ばっかり増えて収入はそこまで上がらない……どうしても財布の紐が固くなって、資産運用どころか貯蓄志向になってしまいます

松村さん

そうですね。みなさん資産運用や投資というと不安だけが先行して、その先にあるメリットや本当の財形にまでイメージが及びにくくなるんだと思います。とくに務め人の場合は自分で確定申告する機会もなく、税金に対して引かれるばかりで対策ができない、という痛手があります。サラリーマンの年収は約10%が所得税と住民税として給与から天引きされており、手元に入らないお金です。1年間12ヶ月分の給与のうち、約2か月分は税金として国に納めるために働いているイメージですね。

既に給与から必要分が引かれているので手取り額ばかりに目が行きがちですが、自分が納める税金を意識することから資産形成がスタートするといっても過言ではありません。年収の2カ月分の税金というのはかなり大きな額なんだと理解することが大切です。

高額所得者の場合はとくに納付額も高額になりますし、何とかしたいと思って不動産投資を検討した、という方も多いです。節税を意識するだけで、マネーリテラシーもガラリと変わってきます。たとえば、年収1000万円のサラリーマンAさんがいるとします。会社で働くかたわら、不動産投資家としてもワンルームマンションを1件所有しているとしましょう。弊社で紹介するような都内のワンルームだと、家賃収入は1か月あたり7~8万円ぐらいですから、年間の家賃収入は約100万円ぐらいになります。

このAさんの場合、本給(1年で1000万円)と家賃収入(1年で100万円)で収入が2つあることになり、確定申告が義務化されます。収入が2つ以上あれば、サラリーマンのような務め人であっても確定申告が必要になります。このような人は確定申告をする機会がありますし、税金についても意識する場面が多いです。

不動産投資の持つ、大きな力!本給への節税効果はバカにできない

- 確かに、収入金額ばかり気にして税金をどうこうする、という部分にまではなかなか意識が向きませんね。税金はどうしようもないと思ってしまっている。Aさんの話を元に、どうすれば節税できるのかを詳しくお願いします

松村さん

Aさんのサラリーマンとしての年収1000万円からは、すでに天引きで約10%が所得税と住民税として徴収されています。投資などのビジネスをしていない人は、確定申告をしようとしてもできず、これらを取り戻すことはできません。

しかし、Aさんは不動産投資をしているので、年間の家賃収入約100万円の方の確定申告が必要になります。この際、本給の税金から部分的に還付を受けることができるようになるんです。

もう少し詳しく解説していきましょう。Aさんがワンルームマンションを1年間経営していくのには、家賃や手数料以外にも、交通費や不動産管理のためのパソコンなど様々なものがあって約300万円の出費がありましたが、これらは経費として認められます。結局、家賃収入から経費を差し引くと、マイナス200万円となりました。

さて、この不動産投資で出てしまった、マイナス200万円がポイントです。

実は、この200万円のマイナス分は本給1000万円から差し引けるのです。つまり、Aさんは年収1000万円ですが、税務上は年収800万円扱いとなり、所得税も年収1000万円分の税額ではなく、年収800万円の税額に減額となります。本給からは既に天引きされていますが、不動産投資の収入分を確定申告することで還付金として戻ってくるのです。

また、年間の住民税の支払いからも不動産投資で出たマイナス200万円の10%が減額されます。年間40万円の住民税を払う人であれば、20万円に減額になる計算ですね。この効果は扶養家族3~4人いるのと同じぐらいの節税効果があります

知ると知らないとでは将来に雲泥の差。社会の潤滑油としても不動産投資は必要

- なんということ……!こうやって具体的に数字を出して解説いただけると大きな節税のメリットを感じられます。支払わなければいけないと諦めて、普段意識していない税金がここまで返ってくるなんて、誰も教えてくれない貴重な情報です

松村さん

自営業者であれば、このような仕組みもビジネスをしていくうえで必須なので、収入から経費を差し引くのは当然のことと理解されている方がほとんどです。ですが、一般的な務め人の場合はなかなかこういう仕組みを知る機会がない。今までの日本の教育機関でもめったに教えてくれないことです。日本人は貯蓄志向が強すぎて預金を塩漬けにしてしまい、お金が市場に出回らないと言われる所以でもあります。

国としてもマンション建設というのは経済活性化のための大きな施策の一つですし、不動産を買う、融資を受ける、毎月の家賃や返済などを利用しながら社会でお金を回すというのは大事なことだと思います。

「節税」という言葉に抵抗感を持ってしまい、「投資」や「資産形成」という言葉に対しては思考停止してしまうようでは、低金利・低年金の未来を生きぬくことはできません。人生100年時代に挑むオーナー様と一緒に、本当にその方のためになるご提案をして、長いお付き合いをしていきたいと心から思います。

貯蓄をしつつ、資産形成のためにできる工夫もしつつ、長い将来のためのライフプランを設計するところからしっかりとお力になれる自分たちでいなければ、と常々感じています!

編集部まとめ

節税と言ってもたいしたことないんでしょ……なんて思っていたら目からウロコ。知ると知らないでは、大違いなお話しでした。収入や貯蓄はもちろん大切ですが、いかに税金を抑えながらお金を回すか、ということも、とても重要で意識していかなくてはいけませんね。アスクルパートナーズでは、確定申告も税理士が代行するよう手続きもすべて行ってくれるので、面倒な人も安心です。

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