元橋 悦明

令和の不動産投資業界はどうなる? 変わりゆく不動産投資家層と、柔軟になった銀行融資のからくり

20代30代インタビューご夫婦相談◎丁寧不動産投資不動産業界初心者の方にオススメ押しが弱く優しい若い世代融資金融緩和銀行

元橋 悦明

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未来に向けて着実な資産形成ができる可能性が大きい不動産投資。そんな不動産投資の持つメリットに興味をもって投資を始めるオーナーの年齢、年収が大きく変わってきたようです。

業界で十数年の経験を持つアスクルパートナーズの不動産投資アドバイザー、元橋 悦明(もとはし よしあき)さんに、ベテランアドバイザーならではの長期的な目線と大きな視点から「令和現在の不動産投資家」についてお話してもらいます。

ベテラン不動産投資アドバイザーが感じる「不動産投資業界の変化」

― 不動産投資アドバイザーとして15年以上という長いキャリアを持つ元橋さん。この業界の大きな変化や流れはどのように変化していますか?

元橋さん

私がこの業界に携わって十数年になりますが、確実に変化していることがあります。まず、不動産を買うお客様層が変わった印象が、一番大きいですね。今は20代~30代前半の方で投資用ワンルームマンションを買っている方も多くいます

七五三増田も話していますが、私が新卒で入社して不動産投資アドバイザーとして働き始めた当時は、不動産投資というのは40、50代の管理職の方が投資運用のポートフォリオの一環として買う商品だったんです。

当時は、20代の若い方が不動産投資をしたくても、銀行さんが融資をしてくれることはほとんどありませんでした。30代前半でも厳しい……という感じでしたね。年収が600万~700万円以上で、いわゆる中堅社員を超えた人達にしか融資がされなかったのです。肩書でいうと課長職とか、それ以上の人たちが買う商品でした。

現在は金融緩和政策などで、銀行の融資がかなり柔軟になりました。その分、物件に対する審査は厳しくなっていますが、当時に比べれば銀行は不動産投資に協力的です。勤続年数があって、年収400~500万円ぐらいの方であれば、20代や30代の方でも十分に不動産投資にチャレンジできています。ほかにも、資格を持っていたり士業であるなどすれば若い世代でもチャンスが大きいですね。

時代にともなう不動産投資家層の変化

―元橋さんが入社された頃から、このような流れの変化を感じるようになったのですね。投資家層も随分幅広くなりましたね

元橋さん

そうですね。最近のお客様はみなさま、私よりも年下が多いです。前の会社ではお客様は年上しかいませんでしたが、前の会社でも若いお客様は増えているようです。アスクルパートナーズは特に若いお客様が多い会社だと思います。

弊社のアドバイザーも若いメンバーが多いですし、お客様としっかり目線を揃えて向き合っていますね。若い世代のお客様も相談しやすいと思ってくださっているようです。若い世代のお客様は増えましたがもちろん、40代、50代のお客様も多くいらっしゃいます。偏っているわけではなく、若い世代の方が不動産投資への参入がしやすくなったことで、不動産投資家層がグンと広がったように感じています。

20代、30代が長期的投資に興味を持つ「きっかけ」とは?

―金融政策などで若い世代が不動産投資を始めやすくなったこととは別に、なぜ、20~30代が長期的な投資・運用に興味を持つようになったのでしょうか

元橋さん

自分のことを振り返っても、20代前半の頃なんて、そんなに将来のこと考えてなかったと思います。年金とかも遠い未来の話だし、お金に対してそんなに執着がなかった。なので、現在は随分とマネーリテラシーの高い若者が増えてきたなと感じています。やはり、将来の年金問題や老後への不安、共働きの増加や副業でのWワーク推奨などが若い世代に長期的な投資を考えるきっかけになっているのではないかと思います。

不動産投資に興味を持たれる若い世代の典型的なパターンを挙げると、有名メーカーの地方工場勤務などをしている方です。地方在住で規則正しい寮生活、遊ぶ場所も限られており、食事も会社のまかないだったりするので、どんどん貯金が貯まる。でも、お金があっても使い方や投資方法や手段がわからない、という状況の方が多いですね。そういう方は堅実な生活パターン、考え方も不動産投資と相性が良く、うまく資産形成ができます。

上場企業などできちんと仕事をしている方たちは、属性が高いので、未来への不安は特に薄いかも知れません。逆に言えば銀行からの融資も通りやすい方々なので、よりご自分の今後のライフプランについて相談、検討していただければと思います。私たちが、不動産投資のメリットをきちんと伝えることが一番大事ですね。

編集部まとめ

地方在住者で都内の物件を希望する不動産投資家も増えてきているようですが、都内の土地勘やエリア事情に精通したアドバイザーを選ばないと「空き室リスク」が高くなるそうです。

自分のニーズに寄り添いながら、本当に良い物件を選んでくれるアドバイザーを見つけるところからが、不動産投資のスタートなのだと強く感じます。

元橋 悦明

元橋 悦明

不動産投資の成功・失敗はパートナーの良し悪しで変わります。一つひとつの不安を解消し、「この人だから買った」と言われるアドバイザーを目指しています。

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