はじめての不動産投資
本当はどうなの?不動産投資のメリットとデメリットを徹底検証!
メリットを知る年金対策×不動産投資節税対策×不動産投資
不動産投資はメリット部分をよく聞くけれど、実際に本当にそんなメリットがあるの?と疑いたくなる話も多いですよね。あくまでも「投資」であることに間違いないので、そこには必ずデメリットやリスクも付きまといます。
今回は、不動産投資のメリットとデメリットを正しく検証し、不動産投資について基礎的な知識を得られる内容にまとめました。ビギナーや改めて知っておきたい人はぜひ、参考にしてください。
不動産投資のメリット

不動産投資に関わらずですが、そのほかの投資や物事には何事もメリット・デメリットが存在します。
こと、不動産投資のメリットについてはインターネットや書籍などで声高に叫ばれているのでよく知っている人も多いと思います。
ここで改めて、不動産投資のメリットを確認してみましょう。
①私設年金
メリットとしてよく知られているのが、私設年金としての価値です。国の年金は年々受給金額が減り、開始時期は先延ばしにされる現状です。さらに近い将来、年金制度の破綻が危惧されているのは周知の事実です。
多くの人が現行の年金制度に対して少なからず不安を抱いていることは言うまでもありません。そこで、老後の年金に変わるものとして個人的に準備しておけばよいとされているのが私設(個人)年金です。保険やiDeCoなどと同様に、選択肢の一つとなるのが不動産投資というわけです。
若いうちから不動産投資を行い、長期的に老後の資産に備えるという考え方が珍しくなくなりつつあります。
安定して得られる月々の家賃(賃料)が、いわば年金の代わりをしてくれるというイメージです(不動産投資は本当に年金対策になる?ワンルーム投資で資産形成する方法)。
②節税効果
不動産投資には節税効果も期待されます。所得税であれば、建物の減価償却を経費に組み込むことで不動産所得が帳簿上で赤字になれば、確定申告によって税金の還付を受けることができます。主に初年度とその後の数年(減価償却の効果がある間)は節税効果が見込めます。
相続税にも大きな効果を発揮してくれるため、将来子どもや孫に相続する際も役立ってくれます。
③保険代わりになる
ほとんどの人が金融機関の融資を得て不動産投資に踏み切るものですが、その際に加入することが多いのが「団体信用生命保険」です。
これは住宅ローンを組んだ本人が亡くなったり、高度障害となった場合の残債を金融機関が支払う制度です。残された家族にとっては不動産投資のローン返済義務が無くなり、賃料を得続けるか売却によって現金化できるため、生命保険代わりにもなるわけです。
日本はタンス預金の多い国ですが、今後インフレ(物価が上昇し現金の価値が下がる)が進んでいくことが予想されるとあっては、現金のみで資産を保有するのは得策ではありません。インフレが進んで日本経済が本格回復すれば、東京都心部を中心に不動産が活況づくであろうことは容易に想像できます。
そのほかにもメリットは多々あります。不動産投資のメリットの詳細はコチラでも解説しています。
不動産投資のデメリット
次に不動産投資のデメリットを確認していきましょう。
①空室リスク
不動産投資のデメリットとして挙げられるのは、まず空室リスクです。
入居者がいない空室の状態が長引くと、賃料が得られず、投資計画通りに進まなくなってしまいます。ただ、これについては入居条件の緩和や家賃保証サービス(不動産投資のサブリース契約とは?空室リスクを解消できるってホント?)の利用などによってリスク軽減はできるでしょう。
②老朽化リスク
建物は経年劣化するため、内装や外装、設備を定期的にメンテナンスする必要があります。長期間保有しているとどうしても修繕費用がかかります。出費は痛いですが、こればかりは仕方ありません。
③流動性の不安定さ
不動産投資はほかの投資に比べて比較的流動性はいい方です。ですが、すぐに換金することは難しく、売却したくても買い手がつかないケースもあります。出口戦略は常々更新しながら考えておかねばなりません。
他にも災害リスクなどが挙げられます。災害大国・日本においては、いつどこでどんな災害が起こっても不思議ではありません。
地震や台風などの天災によって建物が破損・倒壊してしまうリスクを回避するには保険加入はもちろんのこと、あらかじめ耐震・防火に優れた構造・工法の物件選びも重要なポイントとなります。
不動産投資と他の投資の違い

不動産投資のメリット・デメリットを改めて確認しましたが、他の投資との違いはどうでしょうか。リスク面や費用対効果に焦点を当てて見ていきましょう。
低金利時代にふさわしい資産形成とは
不動産投資も「投資」と名がつく以上、リスクが付き物であることはご理解いただいているでしょう。
いろいろな投資にはそれぞれのリスクがセットです。リスクとは危険や不確実性のことを指します。投資はそのリスクに比例するものとしてリターン(見返り)があります。
投資には下記のパターンがあります。
●ハイリスク・ハイリターン
・危険を伴うが見返りも大きい
・FXなど
●ローリスク・ローリターン
・不確実要素は少ないが見返りも小さい
・預貯金など
●ミドルリスク・ミドルリターン
・比較的安定した内容で見返りも中間
・不動産投資など
不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンのタイプです。
そんなに大きなリスクを負わず、比較的安定したリターンが得られる資産運用法です。
「株式投資」や「為替」との違い
不動産投資と他の投資との違いとして
- 長期間にわたって安定した収益が期待できる
- 投資資金の融資が受けやすい
- リスクはあるものの「回避できる手段がある」
ことなどが挙げられます。
たとえば株式投資や為替の場合、円相場などの景気動向によって短期間で大きく価格が上下動する不安定な商品と言えますが、住居用物件は景気に左右されにくく、賃料も値下がりもしにくいので安定した収益が長期間期待できるのです。
株式投資を理由に融資を希望してもまず通らないですが、不動産投資であれば担保があるため金融機関にとってもリスクが少ないため、融資が得やすいと言えます。
株価や為替の下落、株式投資した会社の倒産などは個人投資家レベルではどうしようもありませんが、不動産投資で想定されるリスクは「不動産投資のメリット・デメリット」で触れたように回避できるものが多いのも特徴です。
不動産投資は、リスクヘッジができる魅力的な資産運用方法
不動産投資が注目されている世の中ですが、本当にうまく運用できるのかどうか今一つ信用できていない人も少なくないでしょう。ですが、不動産投資はリスクヘッジが可能なとても魅力的な資産運用方法です。
メリット・デメリットをしっかり把握して、プロの不動産投資アドバイザーの力を借りれば、堅実に将来の備えの準備を始められるでしょう。
闇雲に不動産投資を怖がるのではなく、まずは知る、自分のライフプランを考えてみることから始めてはいいのではないでしょうか。
下記、不動産投資にチャレンジするサトミと健人の様子が漫画で描かれているので、楽しく学べます。
