大八木 晋

「借金」と「融資」の違いって?「お金を生み出すためのお金」について、不動産投資アドバイザーが徹底解説!

インタビューお金カードローンリピート率高不動産投資借金投資手法が幅広い控除知的確定申告節税経験者の方にオススメ融資

大八木 晋

大八木 晋

- 得意な提案スタイル

課題整理、複数所有のプランニング、ほかの投資手法との比較提案

ロジカルで分かりやすい提案をすることで、高いリピート率を誇る大八木 晋(おおやぎ しん)課長。不動産投資をする際に必要になるのが銀行融資ですが、融資を借金と捉えてなかなか踏み切れない人も多いようです。

当インタビューでは、貸借対照表などの資産と負債についての考え方を掘り下げて解説いただきました。

借金と融資は違う!?同じ家や車を買うお金なのに、その定義が異なるワケ

- 不動産投資を始めたくても、なかなか一歩が踏み出せない原因として「お金を借りる」ことに要因があると思うのですが、そもそも「借金」と「融資」の定義が曖昧な気がします

大八木さん

まずはこの図を見てください。銀行からの「融資」とカードローンなどの「借金」が違うのは漠然とわかると思います。でも銀行からお金を借りてもそれが「融資」だったり「借金」だったりするとわかりづらいですよね。この2つの言葉には厳密な定義はあまりなく、ごちゃまぜに使われることが多いのですが、大きく区切るポイントとして「お金を借りる目的」に重きを置くとわかりやすくなります。

たとえば、2000万円の銀行ローンを組んでマイホームを買うとします。これは銀行からの「借金」です。同じ人が不動産投資のワンルームマンションを買うために銀行からお金を借りるとすれば、それは「融資」です。借りる額は同じで物件を購入するという事実も同じですが、「お金を借りて何をするか」というスタンスが違ってくるんです。

分かりやすく言うと、借りたお金が「お金を生み出す」か・「生み出さない」かの違いです。不動産投資で融資を受けた2000万円は、その投資した不動産に借主さんが入ってくれれば毎月の家賃としてお金を生みますよね?それに対して、自宅は自分が住んでしまいますので、目に見えるお金が生み出されることはありません。お金を生むためにお金を借りるのが「融資を受ける」ということです。

車の場合も自家用だけではなく、カーシェアなどで貸し出してお金を生み出すつもりで購入する人は増えていますね。消費者金融やカードローンなどで考えるとよくわかるように、「消費」もっと言えば「浪費」に使ってしまうお金を借りる場合は、借り手にとって条件が厳しく不利な傾向があります。反対に、銀行の厳しい審査を通った不動産物件への投資に、厳しい審査を通った信用のある人物が「お金を生み出す」ための融資を受けるのは有利なわけです。

不動産投資は一種のビジネス。確定申告で確実にメリットを得られる仕組みとは

- なるほど。お金を生み出すためであれば「融資」と捉えていいのですね。融資が受けられるということは、それだけその人や物件に信用があるということですからある意味強みですよね。融資と捉えて不動産投資を前向きに進める場合、すぐに感じられるメリットはありますか

大八木さん

そうですね。まず、不動産投資はある種ビジネスと捉えてもらってOKです。節税できたり将来的には収入を生むものなので副業と考えている方も多いです。

不動産投資というビジネスをもってすぐに実感できるメリットと言えば、やはり「確定申告」ではないでしょうか。

サラリーマンや勤め人の場合、確定申告を自分でする機会というのは、ほぼほぼ、ありません。そのため「確定申告のハードルが高い」と思っている方も多いと思うのです。ですが確定申告をすることで今まで消費して終わりだったお金を、経費として計上して取り戻せる可能性があります。たとえば、不動産投資セミナーなどで知り合った友人、知人と飲んで情報交換したとします。

不動産投資セミナーへの参加費や、そこで知り合った人たちと飲食をしながらの情報交換など、目的と相手がはっきりと分かる出費に関しては領収書を取っておき、確定申告で経費として計上することができるんですよ。また、自宅で不動産投資のための調べ物やメールのやりとり、管理などをするなら、パソコン購入価格の一部や通信経費の一部をプライベート使用と按分(あんぶん:だいたいの割合を分けること)して経費計上できます。こうして確定申告すれば、税金から控除されて還付される、というわけです。

給与所得だけしか収入がない人には確定申告は無縁の世界ですが、不動産投資というビジネスをもつことによって確定申告の機会を得られるようになります。確定申告は敬遠するものではなく、実は自分にとって有益になる仕組みなんです。

消費して放っておいたお金が税金から控除という形で取り戻せるなら、大きなメリットを感じることができるでしょう。日々の出費に関しても「これはお金を生む経費か、消費/浪費か」という見方ができるようになると思います。マネーリテラシーも向上し、より自分が望むライフスタイルに近づいていけることが、大きな収穫になるのではないでしょうか。

編集部まとめ

消費するだけの「借金」と次のお金を生み出すための「融資」。この定義を持っていれば、不動産投資に対する見方や考え方も柔軟になりそうです。確定申告に対する先入観がなくなり、今までのイメージがガラリと変わった方も多いのではないでしょうか。

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収入よりもまずはお客様ご自身がどうしていきたいのかをお聞かせください。現状の課題を整理しながら考え方に合ったプランニングをさせていただきます。

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