大八木 晋

「毎月1万円で貯蓄VS.不動産投資」将来のためになるのはどっち?

コラムリピート率高レバレッジ不動産投資投資手法が幅広い知的積立経験者の方にオススメ融資貯蓄

大八木 晋

大八木 晋

- 得意な提案スタイル

課題整理、複数所有のプランニング、ほかの投資手法との比較提案

様々な「人」と「物件」をつなぐ不動産投資。アスクルパートナーズのベテランアドバイザーとして、日々その現場にある大八木 晋(おおやぎ しん)さん。今回は「貯蓄と不動産投資」について、お話を伺いました。

「コツコツ貯蓄する以外にかなう財テクなんてない」という貯金信仰の方にも、必見です。不動産投資がなぜ貯蓄よりもオススメなのか、詳しく見ていきましょう。

不動産投資は貯蓄と同じように「コツコツと積み上げるもの」

- "コツコツ貯金"が何よりの財テクだと思っている方もまだまだ多いと思うのですが、そういう方々にとって不動産投資は敬遠されがちですよね。不動産投資はハイリスクというイメージが根強いことも関係あるのでしょうか

大八木さん

不動産投資は短期間で利益を上げようという投資ではありません。コツコツと数十年かけて行い、自分が老後を考え始めるぐらいの年代に、気づけば融資の返済も終わり、毎月の家賃収入を生んでくれるようになっている、そんなイメージです。ですので、基本的なスタンスは"コツコツ貯金"と同じスタンスなのです。貯蓄しているだけでいい、リスクは取りたくないと思っている方々は、「貯金は眠ったままのお金だ」という感覚がないと、不動産投資に限らず、投資は始めないかも知れないですね。僕から見れば自分の“労働から得られる収入”だけだと、一馬力なので転職して年収を上げてもそれがずっと続くわけではないですし、体調を崩したらその収入が入ってこなくなります。そうすると貯蓄を取り崩していく以外にない。実は、“投資をしないリスク”もあるんです。

貯蓄VS.不動産投資「毎月1万円」を積み立てるなら、どっち?

- 「働けなくなった場合のリスク」は確かにありますよね。多くの人が保険などで補おうと考えると思うのですが、投資をするという選択肢を外すのはもったいない。
また、不動産投資は短期間で利益を上げるのには向いていないとのことでしたが、実際のところ、月々どれぐらいの利益を得られるのでしょうか

大八木さん

保険も月々高額な費用を払っていても、中身がライフスタイルに伴っていないこともよくあります。そういった部分の見直しも僕たちの得意分野ではあるのですが、不動産投資という選択肢をリスクだけだ思い違いをして検討しないのは本当にもったいないと思います。

月々の利益に関しては、毎月の融資返済額と家賃はトントンとか、ちょっと返済が多くてマイナスぐらいです。

- それだと儲けが出ないですよね。「投資」というからには儲けが出てほしいのですが……。具体的に分かりやすく解説していただけますか

大八木さん

わかりました。たとえば、AさんとBさんという、同じ年令で同じ年収の2人の会社員で考えてみましょう。2人とも30才になったのをきっかけに、将来のために毎月1万円を積み立てようと考えました。

「AさんとBさん、あなたはどちらを選びますか?」

Aさんは前から興味のあった不動産投資を、勇気を振り絞って始めることにしました。アドバイザーと相談して投資用のワンルームマンション(2000万円)を選び、35年ローンを組むことにしました。一方、Bさんはとても堅実な方で、投資はリスクのある怖いもの、と思っていたため、毎月1万円を貯蓄にまわして積み立てました。

Aさんの毎月の融資返済額は8万円です。良い物件選びができたため、すぐに借り手がついて、家賃収入で7万円を得るようになり、それを返済に充てます。返済額は8万円ですから、家賃収入7万円だけでは1万円足りませんよね。そのマイナス1万円分は自分の給料から返済にまわします。

- ここまでだとAさんが投資をしているのにちょっと損をしているような……。最後まで解説お願いします!

「融資を受けてレバレッジをかける」驚くべき35年後の差

大八木さん

この図がそのAさんとBさんの35年後です。

Aさんは35年の銀行融資を完済し、2000万円で買った物件を完全に自分の資産にしました。そのためにかかったお金は毎月の1万円だけです。さらに賃貸物件なので借手がいる限り家賃収入が入り続けます。一方、Bさんは低金利のなか貯蓄をしていたため、ほとんど利子がつかず、資産は420万円の貯蓄だけです。

- なるほど!月々同じ1万円の積み立てをしていたAさんとBさんですが、Aさんは不動産投資により大きな資産を手にし、さらに毎月の不労所得を得ることができましたね。一方Bさんは貯蓄に回した額面通りの金額しか資産を生み出せなかったことになります。解説されると納得できる部分が多いです。

大八木さん

これが、「融資を組んでレバレッジをかけていく」ということです。今回の例は簡単に説明するために、繰り上げ返済や節税効果、そしてオーナー様に万が一のことがあった場合の団体信用生命保険などをすべて省いて説明していますが、それを除いても普通に貯金をしていては手に入れることのできない資産形成が実現することがおわかりいただけるのではないかと思います。

こういったシミュレーションはもちろん、不動産投資に関する疑問点や不安点、リスクやそのリスク回避の方法など、お客様にはすべての情報をご理解、ご納得いくまで分かりやすく解説することを心がけています。興味はあるけど騙されたくない!という方こそ「疑問点を解消してみるか」というお気持ちでご相談に来ていただけると嬉しいです

編集部まとめ

不動産投資に関しては、レバレッジをかける効果がハッキリしていることを分かりやすく解説していただきました。すぐに不動産投資を始めよう!と思わなくても、不動産投資ってどんなものなのか、保険の見直しやライフプランの形成を知る(学ぶ)ためにも、個別相談はアリだと感じました。

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収入よりもまずはお客様ご自身がどうしていきたいのかをお聞かせください。現状の課題を整理しながら考え方に合ったプランニングをさせていただきます。

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