はじめての不動産投資

不動産投資を考える女性へ!20代・30代で将来のために投資する意味

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不動産投資を考える女性へ!20代・30代で将来のために投資する意味

昨今、女性の社会進出が進んでおり、女性の経営者をはじめ、あらゆる分野で活躍する女性を見る機会が増えました。

それは投資においても同じことがいえます。資産運用に取り組んでいる人の割合はまだまだ少ないですが、男性・女性ともに投資家になる人の数は増えているといえるでしょう。その中でも注目されているのが女性の不動産投資家です。

不動産投資はかつて、高所得者が手を出す投資というイメージが強かったですが、現在は若い世代やサラリーマンでも不動産投資に参入できるようになりました。それと同様に女性の不動産投資家も増加傾向にあります。

ただし、女性はライフイベントの影響を受けやすいため、不動産投資を考える際は、結婚や出産、未婚、死別などいろいろな状況に鑑みて検討していく必要があります。

今回は、「女性×不動産投資」というテーマを軸に、女性が不動産投資をすべき理由や女性におすすめの不動産投資術などについて解説していきます。

不動産投資を行う女性は増加している

女性の社会進出が活発になりつつある昨今、ビジネスの世界で活躍する女性も増えてきました。それは不動産投資の世界でも同じように、賃貸オーナーとなる女性は増加しています。

最近では不動産投資で成功した女性が講師となりセミナーに登壇したり、不動産投資の記事執筆をしているのもよく目にします。

では、なぜ不動産投資に参入する女性が増えているのでしょうか。

女性の不動産投資家が増えている背景

女性の不動産投資家が増えている背景として、働く女性が増えているという点が考えられます。

「男女共同参画局:男女共同参画白書 平成29年版 ~第1節 働く女性の活躍の現状と課題~ 」

上の図を見ていただくとわかるように、昭和61年から平成28年にかけて、女性の就業率は右肩上りの上昇傾向にあります。一方で、男性の就業率は横ばいですので、女性の社会進出が活発になってきているということでしょう。

そうはいっても、15~64歳の就業率で男女を比較してみると、16%ほど男性の就業率が高く、まだまだ同水準の就業率であるとは言い難い状況です。良化しているとはいえ、まだまだ男女の賃金格差や役職についている男女の割合に差があるなど問題は山積みです。

また、女性は出産や育児の影響を受けやすく、仕事を離れる期間が発生した場合に「また仕事に復帰できるであろうか」「夫の収入に頼りっぱなしで良いのだろうか」など将来に関して不安を抱く人も多いと思います。

そのような不安を拭うために利用される手段の一つが不動産投資です。
もしもの時のために経済的自立を視野に入れ、将来のために資産を形成していきたいと考える女性が増えているからこそ、それを叶えることのできる不動産投資に参入する女性が増えているといえるでしょう。

女性の不動産投資ブログ

実際に不動産投資を行っている女性の声を聞くことは、不動産投資を検討するうえで大切です。今回は、女性の不動産投資家が行っているブログを三つほど紹介します。

・「30代OLのハッピー大家生活~不動産投資の日々~
・「マンション購入したシングル女性の東京おひとりさま生活ブログ
・「アラサー女子の不動産投資奮闘記

女性が不動産投資をすべき理由

冒頭でも説明したように、今や不動産投資は高所得者層や年増の男性だけが行うものではありません。女性だからこそ不動産投資をした方がよいという理由があります。

ライフイベントの影響を受けやすい

女性のライフイベントを考えたマンション投資による資産形成の考え方とは

結婚、出産、育児など、女性は男性に比べライフイベントの影響を受けやすく、継続して働く期間が短くなるケースは多いです。

しかし、だからこそ将来を見据えて若いうちから資産形成に取り組むべきだともいえます

もちろん、結婚して働く必要が無くなる人もいるでしょう。しかし、現在は晩婚化が進み、2015年に行われた国勢調査では45〜49歳女性のうち、15.3%が未婚であるという結果も出ています。

ライフイベントが発生した場合に、その影響を受けやすい女性だからこそ早い段階から資産形成の準備をして備えておくのが堅実だといえます。

専業主婦の場合は収入が途絶える可能性もある

結婚

もうすでに結婚していて、資産形成など自分には関係のない話だと考えてはいけません。なぜなら、結婚したからといって将来的に安定した生活が約束された訳ではないからです

日本人の年収は約平均500万円とされていますが、これはあくまで平均値であり、日本の実情を正確に表している訳ではありません。

実際の中央値は438万円程なので、半数の方々は年収438万円以下でやりくりしているということです。

さらに200~300万円が年収のボリューム層であり、子どもができると共働きが必須になる場合もあるでしょう。結婚したからこそ、老後の計画も立てておく必要があるのです。

また、日本の離婚率は年々上昇しており、現在では35%、約3人に1人が離婚しています。
結婚する時点で離婚するだろうと思う人はいないと思いますが、実際は何が起きるか予測できません。

離婚以外にも、病気などで夫が倒れ、収入が激減するというケースも考えらます。このケースでは、収入が途絶えるだけではなく、多額の入院、治療費が発生することもあるので、給与所得以外の収入源を確保しておくことが大切です。

堅実なお金の使い方ができる

全員が全員というわけではありませんが、男性に比べ、女性の方が堅実でお金の管理に長けている傾向があります。

不動産投資では、キャッシュフローや収支計算が命であり、ここのやりくりがずさんになってしまうと非常に危険です。

購入時や運用時においても、資金繰りやお金の管理が重要なポイントとなるため、堅実な判断をしていけるという点で女性は不動産投資に向いているといえます。

女性におすすめの不動産投資術

不動産投資では不動産管理会社に管理をすべて任せることができ、子育て中の方や共働きの方でも無理なく運用が可能です。

ここからはおすすめの不動産投資術について紹介していきます。

狙い目は首都圏のワンルームマンション

ワンルームの物件

2015年に行われた国勢調査によると、東京都内で民間賃貸住宅に住んでいる世帯は267万世帯でこれは全世帯の40.55%を占める割合です。

さらに、東京都内では1人世帯の割合が全体の47.39%(316万世帯)、共同住宅の割合が67.7%でいずれも全国で最も高い割合となっています。

つまり、この結果から東京都内では単身世帯の共同住宅の需要が高いことが推測されます。

マンション投資では需要を高い物件を見つけ出すことがとても重要です。なぜなら、マンション投資の主な収入源は家賃収入であり、人気のない物件を購入すると入居者が決まらず、初期投資分が回収できなくなってしまうからです。

このような事情から、都心のワンルームマンションへの投資はリスクが小さいとされており、不動産投資初心者の方でも比較的利益を獲得しやすいといえるでしょう。

一方で、ファミリー向け物件の場合は、入居期間が長い傾向があり、一度入居者が決まれば安定的に稼げます。しかし、単身者用物件に比べ需要が低く、空室リスクが高いです。また、間取りが大きいため、退去時の清掃費、修繕費用が高いのもデメリットだといえます。

複数保有とリスクの分散

ワンルームマンション投資はリスクが少ないと述べましたが、投資である以上リスクはゼロにはなりません。

そこで、少しでもリスクを減らすために分散投資を行うことも検討しましょう。
分散投資では、複数戸の物件を運用しますが、以下でその具体的な手法をいくつか紹介します。

ターゲット層の異なる物件を複数保有する

単身者向けの1Kや1LDKの物件と、家族世帯向けの2LDK、3LDKの間取りの物件を保有すれば、単身者、ファミリー層どちらの需要にも対応できます。

また、地域ごとに単身者向け物件と家族向け物件の需要が異なるので、独り身世帯が多い地域で単身者向け住宅を、ファミリー層が多い地域で家族世帯向けの物件を保有するという戦略も考えられます。

購入時期をずらす

不動産の需要は時の流れで変化していくものです。たとえば、大学が移転すると学生の数が減り単身者向け物件の需要が減り、都市開発で交通の便が良くなったり大型商業施設が建設されたりすると、周辺エリアの建物の需要は高まります。

このような時代の変化は予測できないことも多いです。そのため、同時期に物件を購入するのではなく、あえて時期をずらしてリスクの分散を図ることも大切です。

女性がマンション投資をする上で注意する点

女性が不動産投資を行ううえで注意しておきたい点は二つあります。

一つは、融資を受けるのが難しい可能性があるという点です。

女性の社会進出が進んでおり、男性と個人の属性における格差もなくなってきてはいますが、それでも融資において男性の方が有利なケースはまだまだ多いといえます。

不動産投資を考えている場合は、できるだけ自己資金を多く準備し、融資額の割合を小さくすることをおすすめします。

二つ目は女性の不動産投資家がまだまだ少ないという点です。
不動産投資を始めてしまえば、男性と女性で異なるということはあまりないですが、賃貸オーナーとして、出産や育児などの女性の悩みを相談できる相手はあまり多くないでしょう。

不動産投資家はまだまだ男性の方が多いので、女性の不動産投資家のコミュニティを見つけるのはなかなか難しいでしょう。

最後に

今回は、女性の不動産投資についてあらゆる角度から解説してきました。

今後日本は少子高齢化がどんどん進行し、年金受給額が減少していくことが予想されています。そんな時代だからこそ、自立して生活するために女性も将来に向けて資産形成を行うべきです。

不動産投資は、株やFXなどに比べリスクも小さく、長期的に安定した収入を見込める投資です。今後、経済的自立を望んでいる女性はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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